オンブバッタの飼育に何が必要なのか

目安時間:約 3分

 

オンブバッタの飼育に必要なものについて

今回は書いていこうと思います。

 

 

オンブバッタを飼育するのに必要なものは

まずは飼育ケースですね。

 

できれば大きめのものを用意しておきましょう。

あまり狭いとストレスを感じたりするようです。

 

 

群生相といってトノサマバッタなどでは

スペースに数が密集しすぎると

翅が長くなり、凶暴化すると言われています。

 

 

食料が足りなくなるから

食べて生きていくための本能的なものだと考えられます。

 

 

この場合緑色でななく褐色になることが多く、

私が以前育てたトノサマバッタでその傾向がありました。

 

 

オンブバッタは比較的小さいので

それほど大きなスペースは要りませんが、

可能であれば大きめのケースを用意してあげた方が

バッタさんのためには良いと思います。

 

 

幼虫を育てる場合には

目の細かいネットが要ります。

 

これは飼育ケースの隙間から

幼虫が逃げるのを防ぐためです。

 

数ミリの隙間があれば、

幼虫のバッタさんはすり抜けてしまうので

どこにいったかわからなくなります。

 

幼虫を育てる際には

目の細かいネットを飼育ケースの隙間におおっておきましょう。

 

 

飼育ケースは1つだけでなく

2つは用意しておいたほうがいいです。

 

というもの時々、

飼育ケースを掃除してあげないといけません。

 

掃除する際に一時的にバッタさんを

避難させる場所として、

飼育ケースをもう一つ用意しておくことをお勧めします。

 

 

さらに用意しておいたがほうがいいものは

霧吹きですね。

 

 

バッタは水分を好みます。

 

普段は草の中にある水分を摂っていますが

暑い夏、水分はすぐになくなりやすいです。

 

そんなときに少しでも

水分を補えるように

霧吹きで水を吹きかけてあげると喜びますよ。

 

 

 

 


オンブバッタの季節はいつごろなのか

目安時間:約 3分

 

オンブバッタはいつごろ活動するのか?

 

このことについてお話しようと思います。

 

地域によって違いと思いますが、

生まれてくるのは梅雨前からその後になります。

 

6月後半あたりから7月前半、

この時期に生まれてくることが多いです。

 

そして8月、9月にしっかりした大人になって

オスとメスが交尾をし、

10月、11月に産卵をして、天国に旅立ちます。

 

 

オスは交尾をしたあとに

力を使い果たすのかすぐに亡くなることが多いです。

 

メスは産卵をしたあとに

元気がなくなってきて、死んでしまうことが多いですね。

 

 

オスの方が比較的寿命は短いように思います。

 

 

時々ですが

秋に季節を間違えて生まれてくるものもいたりします。

 

育ててみると冬を越え、

5月あたりまで生きました。

 

 

こうしてみるとオンブバッタの寿命は

半年~8ヶ月ぐらいだと考えられます。

 

 

7月あたりに生まれたオンブバッタを

冬は家の中で育ててみると

1月や2月まで生きたりします。

 

3月中旬まで生きたオンブバッタもいるので

部屋の室温があれば

寒い時期でも生きられるようです。

 

 

冬の外気は寒いので

その温度には耐えられないみたいですね。

 

 

ショウリョウバッタの赤ちゃんの方が先に生まれ、

オンブバッタはそれよりもう少し後の時期に生まれる

というのが私のこれまでの経験から言えることです。

 

 

バッタの仲間の中でも

比較的長生きなバッタなので

長い期間、観察もできて楽しいですよ。

 

 

 


オンブバッタのつかまえ方

目安時間:約 5分

 

オンブバッタのつかまえ方はどうしたらいいのか?

 

他のバッタに比べると

捕まえやすいバッタなので

それほど苦労はしないかもしれませんが

 

せっかく見つけたとしても、

ピョンピョンと飛び回るので

捕まえ方を知っておくとやりやすいですね。

 

 

準備編

 

 

 

まず準備編として

虫かごと虫取りあみを用意しておきましょう。

 

ペットショップなどに売っていますね。

最近では100円ショップでも夏場になると

アミと虫かごが売っているので

それでも結構です。

 

 

オンブバッタを捕まえるだけでは

アミ無しで素手で捕まえることができますが、

 

他のバッタを捕まえたいと思った時には

アミがあったほうがだんぜんいいです。

 

ショウリョウバッタのオスや

トノサマバッタなどは長い距離を飛行するので

アミを使わないとかなり難しいです。

 

 

ですので可能であれば

アミは用意しておきましょう。

 

 

私はオンブバッタは素手で捕まえるので

その方法をお伝えしますね。

 

 

場所探し

 

 

まずは場所探しからです。

 

雑草の生えたやわらかそうな草が生えている場所を探します。

 

草を見渡して

虫食いの穴が空いているかどうか

ここが結構大事です。

 

バッタが生息していれば必ず草を食べているので

小さな穴が空いているはずです。

 

まったく穴が空いていない場所は

いない可能性が高くなります。

 

 

バッタがいそうな感じがしたら、

足で草をかき分けながら探します。

 

足音や草をかき分けた様子を察知して

オンブバッタやショウリョウバッタ、イナゴなどが飛び跳ねます。

 

 

一匹見つければ

その場所に何匹もいるので

草を書き分けながら、

飛び跳ねるかどうかチェックしましょう。

 

 

 つかまえ方

 

 

では実際にどう捕まえるかですが、

手のひらで包むように捕まえます。

 

 

幼虫の場合にはまだまだ小さいので、

指ではさもうとすると、潰れてしまいそうになります。

 

それはちょっとかわいそうなので、

強く握らないように手のひらで包むことを心がけます。

 

 

オンブバッタは真上まで目が見えていて

ひとのカゲも察知します。

 

一度刺激をしてしまうと

ちいさな変化に敏感になり

ピョンピョンとびまわるので

 

静かに座っているところを狙うのがいいです。

 

 

そっと近づき

オンブバッタの頭の前あたりにおいて

手のひらで包みます。

 

ジャンプしても手のひらに入るような

ところに手を持っていくのがポイントです。

 

 

指の隙間があるとそこに

頭を突っ込んで、逃げようとするので

隙間を作らないように包んであげましょう。

 

 

アミがある場合は

そのアミに入れてしまって

ゆっくり虫かごに入れてあげましょう。

 

 

手のひらでやさしく包む

 

 

これがおんぶバッタを捕まえる方法です。

 

 


オンブバッタはどこにいるのか?

目安時間:約 3分

 

オンブバッタはどこにいるんでしょうか?

 

ふとした時に近くにいたり、

探してみてもいなかったり。

 

生息場所があるようです。

 

よく見かける場所は

雑草の生えた空き地、公園などです。

 

公園になると造園業者や除草会社さんなどが

手入れをしているところがありますが、

そういうところにはあまり生息していません。

 

雑草が生い茂っている場所。

自然に草が生えている場所。

 

ここが今までの経験上条件になります。

 

 

また生えている草の様子からも

だいたいそこにいるかどうかがわかります。

 

 

細長く硬そうな大きな草があるところには

基本的にいないことが多いです。

 

 

平べったい、やわらかで、小さめの草が

集まっているところによくいます。

 

1匹いると、まわりにお友達もいます。^^

 

イナゴがいるところにも

ひそんでいる可能性が高いです。

 

 

見つけ方は草を足でかき分けていくと

ジャンプするのでその様子から見つけることができます。

 

足音や人影の気配を察知するので、

近くに立ち寄るとジャンプしますね。

 

幼虫の小さい時期だと豆粒くらいの大きさなので

ジャンプしてしまうと見失ってしまうかもしれません。

 

幼虫ほどピョンピョンとびまわります。

 

 

空き地や人の手入れがされていない

柔らかそうな草が生えているところ。

 

ここをチェックしてみてください。

 

 

バッタちゃんの世界を見ることができるかもしれませんよ。

 

 

 


オンブバッタとはどんな昆虫?

目安時間:約 3分

オンブバッタは学名

Atractomorpha lata というそうです。
バッタ目(直翅目)オンブバッタ科に分類されます。

 

オスがメスの上に乗ることから
この名前がつけられていると考えられます。

 

オスは25ミリ メスは40ミリぐらいの
大きさで比較的小型なバッタになります。

 

 

ショウリョウバッタと頭の形は
よく似ているため間違われることが多いです。

 

 

体の色は緑色をしているものありますが、

褐色になっているものもいます。

 

 

周りの環境によって体の色が変わってくると考えられます。

日本全土に分布し、梅雨の時期の前後から孵化し、

夏場に成虫になります。11月頃まで自然界に生息しています。

 

 

 

屋外で飼育すると1月、2月まで生きるものもいたり、

長生きすることもあります。

 

 

クローバーのような平べったい草や花などを食べます。

天敵はカマキリなど。

 

 

ガーデニングの菜園に侵入することもあり

害虫としての側面も持ちます。

 

春には脱皮を繰り返し大きくなり、

夏には成虫になる。

秋にはパートナーを探し始め

メスをめぐってオス同士が争ったりもします。

 

 

そして交尾をし、産卵をして命を終えます。

季節によって様々な顔を見せるのがオンブバッタです。

 

 

寿命も半年と比較的長く、捕獲や飼育もしやすいため、

観察にはもってこいの昆虫です。

 

 

家の近く、公園などで

オンブバッタを見かけたら是非観察してみてね。

 

 


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