オンブバッタを育てていると、
ふと思うことがあります。
それは、
オンブバッタは仲が良いんじゃないかなということです。
もちろん本当に仲が良いのかは
聞いてみないとわかりませんが、
見ていて仲良しだな~と思う時があります。
それは何故か同じ様なところに一緒にいるんですよね。
他にも場所はあるのに、
同じとろこに集まっていることがあります。
これは何か習性があってそこに集まるようになるのか、
仲が良くて集まって話をしているのか、気になるところです。
三匹も一緒になっています。
三列に並んで頭の方向も同じです。
一列に整列
こんな姿を見ていると微笑ましくなります。みんな大きくなるんだぞ。
オンブバッタはどこにいるんでしょうか?
ふとした時に近くにいたり、
探してみてもいなかったり。
生息場所があるようです。
よく見かける場所は
雑草の生えた空き地、公園などです。
公園になると造園業者や除草会社さんなどが
手入れをしているところがありますが、
そういうところにはあまり生息していません。
雑草が生い茂っている場所。
自然に草が生えている場所。
ここが今までの経験上条件になります。
また生えている草の様子からも
だいたいそこにいるかどうかがわかります。
細長く硬そうな大きな草があるところには
基本的にいないことが多いです。
平べったい、やわらかで、小さめの草が
集まっているところによくいます。
1匹いると、まわりにお友達もいます。^^
イナゴがいるところにも
ひそんでいる可能性が高いです。
見つけ方は草を足でかき分けていくと
ジャンプするのでその様子から見つけることができます。
足音や人影の気配を察知するので、
近くに立ち寄るとジャンプしますね。
幼虫の小さい時期だと豆粒くらいの大きさなので
ジャンプしてしまうと見失ってしまうかもしれません。
幼虫ほどピョンピョンとびまわります。
空き地や人の手入れがされていない
柔らかそうな草が生えているところ。
ここをチェックしてみてください。
バッタちゃんの世界を見ることができるかもしれませんよ。
オンブバッタは学名
Atractomorpha lata というそうです。
バッタ目(直翅目)オンブバッタ科に分類されます。
オスがメスの上に乗ることから
この名前がつけられていると考えられます。
オスは25ミリ メスは40ミリぐらいの
大きさで比較的小型なバッタになります。
ショウリョウバッタと頭の形は
よく似ているため間違われることが多いです。
体の色は緑色をしているものありますが、
褐色になっているものもいます。
周りの環境によって体の色が変わってくると考えられます。
日本全土に分布し、梅雨の時期の前後から孵化し、
夏場に成虫になります。11月頃まで自然界に生息しています。
屋外で飼育すると1月、2月まで生きるものもいたり、
長生きすることもあります。
クローバーのような平べったい草や花などを食べます。
天敵はカマキリなど。
ガーデニングの菜園に侵入することもあり
害虫としての側面も持ちます。
春には脱皮を繰り返し大きくなり、
夏には成虫になる。
秋にはパートナーを探し始め
メスをめぐってオス同士が争ったりもします。
そして交尾をし、産卵をして命を終えます。
季節によって様々な顔を見せるのがオンブバッタです。
寿命も半年と比較的長く、捕獲や飼育もしやすいため、
観察にはもってこいの昆虫です。
家の近く、公園などで
オンブバッタを見かけたら是非観察してみてね。