いよいよ2016年も終わりに近づいてきました。
今年最後の記事を書こうと思います。
未だに信じられないながらも
実際に起こったことなので
オンブバッタのことを良く知るためにも
書いていこうと思います。
奇跡が起こったのは
10月半ばの16日のことでした。
外出から帰宅した後、
いつものように飼育ケースを眺めました。
「あれ、一匹いないなあ?」
数を数えていくと、メスが一匹少ない。
葉っぱの裏に隠れていたり、
見落としていたりもするので、
「まっどうせすぐ見つかるだろう」と
それほど気にすることもなく、夕食を食べました。
夕食を食べた後
もう一度気になって見てみると、
それでも見つからない。
「おかしいな?どこにいる?」
何度も何度も探すけれども見つからない。
おかしい、おかしい、と探しつつも
ふと、ある嫌な予感が頭をよぎりました。
飼育ケースを下から覗くと
「あーーー!」
なんと、バッタちゃんは
エサがしおれないように置いている
水を入れた瓶の下に沈んでいたのです。
早く助けなきゃ!!
オンブバッタは泳ぐことができず,
水中にいると水に沈みます。
急いで便を取り出し、
バッタちゃんをすくい上げました。
帰宅から食事の時間を考えると
最低でも30分長ければ1~2時間は沈んでいることになります。
自分が気づかないうちに
こんなことになっているなんて、、、。
水中に落ちないように
何か工夫をするべきだったと
後悔の念を感じました。
水の中からすくい上げたバッタちゃんは
ピクリとも動きません。
触覚も反応がなく、
お尻がぱっくり開いていて、
まったく動く様子がありませんでした。
どうしていいかもわからず
ちょっとでも酸素が届くように
「頑張れ~」と必死に息をふ~ふ~吹きかけました。
されど変化はなく、
「復活してくれ」とばかり
手の平で包みながら強く念じました。
もちろんそんなことをしても
まったく変化は起きず、、、。
「もうあかんわ」
「見つけるのが遅すぎた。」
さすがに僕も諦めざるを得ませんでした。
埋めてやろうかと思いつつも夜なので、
埋めるのは明日にして
一晩だけ一緒に過ごそうとプラスチックのケースの上に
バッタちゃんを置きました。
気持ちが沈んだまま僕は本を読んでいました。
かれこれ30分近く読んでいたと思います。
ある時、ふとバッタちゃんが気になり,
後ろを振り向きました。
すると、、、
なんとあのバッタちゃんが
前足をつかって、体を起こしていたのです!!
「嘘だろ」
「マジかよ」
静かにそしてゆっくりと
体が起き上がっていきます。
マンガで何度倒されても
立ち上がるヒーローであるかのように
バッタちゃんはしっかりと足で立ち上がったのです。
「生き返った!」
こんなことがあるのかと
目を疑いました。
様子を見てみると
まだまだ元気はないながらも
ちゃんと動けるようになっている。
時間が経つにつれて
だんだんと元気になり、
その一夜が開けるといつもの元気な姿に回復しました。
これがオンブバッタが起こした奇跡です。
やっぱオンブバッタ凄い!
水死したと思っていたのに復活しました。
正確には仮死状態だったのではないかと
思っているのですが
それにしても水中に長時間沈んだままでも
そこから復活できるとは。
オンブバッタはやはり何か持っているような気がします。
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